昨日9月3日、ついに女川港でも秋刀魚の初水揚げがありました!
魚市場には、あがいん認定商品製造会社のみなさんもいましたよ!
おいしい秋刀魚を仕入れて、またおいしい秋刀魚加工品がたくさん作られるんですね。
あがいんストアで鮮魚を扱っている海鮮問屋青木やさんのお話しによると、
初水揚げされた秋刀魚は「思ったより質が良い」そうです。
サイズも大きいものが多く、脂も乗っているとのこと。
ところで、市場にいたみなさんはどうやって秋刀魚の質を知ったのでしょう?
どうやら、秋刀魚漁船が港に到着する前に、事前にFAXで「何月何日の何時頃水揚げしますよ」とか、
「北海道のここの海で獲れた秋刀魚の脂質はこれぐらいですよ」というお知らせが届くそうです。
おもしろいですね。
そのFAXで女川の初水揚げが何日の何時かを知った町内の生産者さんに、私も教えてもらえたので取材に行くことができました。
そうして女川に到着したさんま漁船は、到着してすぐにすべての秋刀魚を下すわけではないんです。
最初に少しだけ、サンプルみたいな感じで水揚げします。
入札が終わると、いよいよ大量の秋刀魚が漁船から水揚げされるのです。
町内のさんま屋さんたちは、トン単位で秋刀魚を仕入れます。
初水揚げの日は「ご祝儀価格」だそうで、高値で入札が行われます。
価格が下がりだすのは次の水揚げからですかね。
女川に引っ越してきてからFacebookを始めたのですが、
昨晩、町民とたくさんつながっている私のFacebookタイムライン上では、
まさに「さんま祭」!
ちょっとスクロールすると、おいしそうなお刺身や焼き秋刀魚の画像が並んでいて、
これが女川の秋の始まりなのかな、と実感しました。
私も昨日、水揚げされたばかりの秋刀魚をいただき、捌き方も教えてもらって、
お刺身でいただきましたが、脂が乗っていて、臭みもなくて、本当においしかったです!
女川で暮らしていて思うことは、
女川に限らず、いわゆる「田舎」で暮らす人々は、
自然と共に生きているから、海や山と共に暮らす中にある豊かさを知っているように思います。
女川では旬の魚のおすそ分けはよくある光景です。
昨日の秋刀魚も。
縁起のいい初物を、みんなでおすそ分けして、おいしくいただきました。
神奈川では絶対に秋刀魚のお刺身なんて食べられなかったけど、
ここでは水揚げされたばかりの新鮮なものだから、「生で食べる」という最高の食べ方を教えてもらいました。
あがいんストアでも秋刀魚の鮮魚セットを準備中ですので、
みなさまのもとへ旬のおいしさをお届けしたいと思います!
また、9月14日に行われるツール・ド・東北でも使われている「さんまのすり身食べ比べセット」も、
味付&卵入りなので手軽に調理できてオススメです^^
朝晩涼しくなってきましたから、さんまのすり身汁やすり身入りシチューなどで、秋の夜長にほっと温まるのもいいですね。